夢☆花と器

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夢の花と器


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花と器を活けるだけでなく、花と器を遊ばせる
活け花を楽しみたいと思います。

最近は、私たちの周辺から、緑豊かな草木のたたずまいが
少しずつ薄れ、行きずりにはほほえみかける
野の花や花木の姿も、めっきり少なくなってきたようです。

ひっそりと可憐に花を咲かせている野の花をうっかり
見過ごしている昨今です。

都市化の波が、自然の息吹きを押して
流していく勢いは、とどめようもありません。

そして、私たちも日々の暮らしにかまけて、以前のように
足元を見つめる視線を失なってきているのではないでしょうか。

通いなれた買い物の道すがら、住宅街の小さな庭先から
漂ってくる花の香りに足をとめるゆとりも、
いつしか失っているかもしれません。

花のいのちは、いまも人知れずたくましく行き続けているのに、
私たちの感覚が乾いてしまって、みずみずしく優しい心で
反応できなくなっているとしたら、野の花たちも
決して親しく語りかけてはくれないでしょう。

名もない花たちと親密な対話をとり戻し、
ふだんの暮らしを自分なりの演出で
心豊かに彩ることができたら・・・

そんな願いではじめたのが、野の花の活け花です。

そのために、自由な発想で活け花をとらえ直して、
水を入れるものさえあれば、花は活けられます。

水入れは何でもかまいません。

あき缶、あき瓶、牛乳パック、ゼリーやプリンの容器、
化粧品の容器、コップや小鉢等々。

そして次の点にだけ注意し、あとは自分のセンスでご自由に。

水入れの大きさは花の量に応じて変え、
添える小物で隠す工夫をします。

花どめに針金を丸めたものや剣山、オアシスなどを使います。

花の姿をじっくり眺めて、美しく見える向きを探します。

花丈は小物の直径の1〜1
.5倍が適当。

花と小物は必ず交わらせて、一体感を出すようにします。

活け花全体を引き締め、花を引き立たせるために、葉は必ず
添えますが、多すぎるとすっきりしないので注意しましょう。

茎や葉で動きを出し、より魅力的に仕上げてください。

そして最も大切なのは、花と花器と飾る
場所がよく調和していることです。

野草は素朴な草ですから、あまり形を作りすぎると、
本来の味わいを損ねてしまいます。

さらりとした趣の中に、モダンな感覚を盛り込んで下さい。

まず色と形の調和を考えて、材料を取り合わせます。

野草は小ぶりのものが多いので、茎に傾斜をつけて
左右の幅を出すと、大きく見えます。

足元をきちんとまとめて、左右のバランスをとることが大切です。

器との調和や敷物との取り合わせも考えましょう。

敷板、すのこ、レース、布、色紙など、敷物の有無や
種類で演出効果がずいぶん違ってきます。

そのほか、季節感を出したり、飾る場所によって見る人の
目の高さに合わせて活けることなども大切です。

野草は、活ける技術よりも器との出会いのほうが大切です。

専用の花器より、日常、身近にある民芸的な容器や
雑器類のほうがよく会います。

木肌を見せる素地の木の器を始め、ガラス器、金属器、
西洋陶磁器等もすてきです。

塗り物も、漆の質感と野草のうるおいがほどよい調和を見せます。

野草と器がマッチすると、お互いが即座に生き生きしてきます。

野草に興味が出てきたら、その名前を覚えてください。

植物に詳しい人に教えてもらうのが一番ですが、
図鑑で調べてもよいでしょう。

名前を覚えたら、成長の様子を観察します。

その草の特徴がわかると、道端やあきちの雑草も
親しみを持って眺められるようになります。









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